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日本の名車
光岡・ZERO1〔ゼロワン〕 1.8L
 (平成8年~平成12年7月(1996年~2000年7月))


 まさに、クルマ好きの夢を実現。
  ユーノス・ロードスターの、どちらかというと平凡な1.8LのNAエンジンを
   軽自動車よりも軽い720kgのオリジナルボディに載せた。
    車重500kg強のケーターハム・スパーセヴンよりも大柄で重いが、
     国産でこの手のクルマを作った光岡自動車に拍手喝采である。
    

  ゼロワンの「ベースグレード」と呼ばれる基本モデル。
  デザインの原型はロータス社の「セブン」。現在では
  ケーターハム社のセブンがその直系である。


  ゼロワン「ベースグレード」の斜め後方ビュー
主要諸元 ZERO1(ベースグレード)
車両型式 E-MS01型
全長×全幅×全高 3,635×1,690×1,190mm
ホイールベース 2,355mm
車両重量 720kg
エンジンタイプ 直4 DOHC
エンジン形式 BP-ZE型
総排気量 1839cc
最高出力 130ps/6,500rpm
最大トルク 16.0kgm/4,500rpm
燃料 無鉛レギュラーガソリン
変速装置 5速マニュアル・フロア
サスペンション ダブルウィッシュボーン
駆動方式 FR
ステアリング形式 パワーアシストなしラック&ピニオン
タイヤ 185/60R14 82H
乗車定員 2人


走ることに徹した機能美
 「走る」というクルマの第一目的のみをトコトン
追求したそのデザインは、国を超え、時代を超
えて共感を得る美しいものである。

 角パイプ鋼材を主にしたオリジナルフレームと、マツダ・ユーノ
ス・ロードスター用の各種パーツを組み合わせて作られている。
 左の写真でよくわかるが、エンジンと2人のみ
が座れるシートを、最小限の角パイプ製のフレ
ームで支え、あとはこれを操るためのサスペン
ション、ブレーキ、ステアリングなどを付け足した
だけという感じである。
 お役所の許認可や安全性や天候のことを考え
ないのなら、鉄板など貼らずに、これにタイヤだ
け履かせてこのまま走りたいところである。メー
ターなどは気にせず、ダイレクトなエンジン音や
ラジエーターファンが回転する様子を見ながら走
ると、さぞかし楽しいと思う。もし貼るのなら、透
明の素材を使ってスケルトンボディにして欲しい
ものであるv(^^;) ・・・そう思わせるほど機能的
にムダが無くて美しい。(ただし、日常生活にお
いてこのクルマ自体がムダだというのは別の話
である^^;)

レギュラーガソリン仕様がgood!!
 私は「スポーツカー=プレミアムガソリン」とい
う図式が大嫌いだ。オクタン価が低くても、まと
もに燃やすエンジンが高性能だと思っている。

  当時のマツダのユーノス・ロードスターに載っていた
 BP-ZE型エンジン。レギュラーガソリン仕様は味がある。

それに、ドライブを楽しむのに、燃料代が高いの
はマイナス要因でしかない。
 たとえどんなエンジンであろうと、クルマが軽
ければよく走り、運動性能も上がり、高性能エン
ジンだと感じる。同じエンジンを重いクルマに乗
せると非力&ダメエンジンだと感じる。それなら
ば、複雑で高価なメカニズムを搭載したエンジン
よりも、単純で壊れにくいエンジンを、軽量ボディ
に載せるのが最も理にかなっている。それを具
現化したの光岡のゼロワンである。




 ↑ 1994年~1996年、初代ゼロワン
 右から、スピード、水温、タコ、オイルプレッシャ
 ー、燃料のメーターである。

1996年~2000年、1.8Lになったゼロワン
 エアバッグが装備されたステアリングホイール
は、安全性能は上がったが、ゼロワンのボディ
デザインには似合わないような気がする。一般
的なファミリーカーのステアリングですね(^▽^);
エアコンも装備できる。

ゼロワン Classic TypeF

 1997年にグッドデザイン賞を受賞したというクラシックタイプF
というモデルである。ゼロワンは、このモデルと、上述したベー
スグレードの2車種で構成されていた。

 ↑ クラシック・タイプF のインパネ周り。タコメ
 ーターとスピードメーターが中央に配置変更さ
 れている。これは好みが分かれるところだろう。
 こういうクルマは走行性能がああだこうだといった評価は似合
わない。同じエンジンを積むユーノスロードスターの車重は1030
kgほどだから、およそ300kgほど軽い。そもそも走るために物理
的に有利な形状や重量や重量配分をもっているわけだから・・。
 外観は確かに洗練されていて美しい。個人的に気になるところ
があるとすれば、ステアリング形状とメーター配置である。このク
ルマは美しさが命なのだから、このステアリングは車体に似合う
ものに変更したい。それと、タコメーターは走行中の視線移動が
一番少なくて済む位置にあってほしい。インパネのデザイン上、
大経メーターを正面に置けなかったのかもしれないが・・。



海外では問題なく生産されている現実
 2000年の7月に、運輸省の側面衝突試験に適合しなかったために生産を終了せざるを得なかったとされている。
そうだとしたら、バイクはどうなのでしょうか?小さな2輪の車体に1000cc超ものエンジンを積んで、カッ飛んでいく
バイクは問題無しで、光岡のゼロワンにどうして問題があるのでしょうか?
 四輪車はこうでなければならないなどと、先に一定の外枠を作ってしまうからこんな非合理なことになるのだと
言えます。たとえば、側面衝突試験における安全性を制度化するならば、バイクは「1以上」、トライクは「2以上」、
オープンカーは「4以上」、軽トラックは「5以上」、大型乗用車は「7以上」などと、二輪車から四輪車までの安全
基準をもう少し細かく個別に設定するだけで非合理性少しは改善されるでしょう。「セブン」やそのレプリカモデル
を今も生産している諸外国はこのあたりの問題をうまく解決されています。
 

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