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日本の名車
ダイハツ・タフト
(昭和49年(1974年)8月 ~ 昭和59年(1984年)4月)


 最初に1000ccガソリンエンジンが乗り、4年後のマイナーチェンジで
  1600ccガソリンエンジン及び2500ccディーゼルエンジンが追加され、
   8年後には2800ccディーゼルエンジンに換装され、そのモデルのみが
    生き残った。現行のスズキジムニーよりもわずかに小さなボディに、
     2.8Lディーゼルエンジンの組合せは最強四駆の証である。
    

タフト・F10系の輸出仕様。『ワイルド・キャット』というネーミングが与えられている。

発売当初のF10系の幌ドアタイプ
1000ccガソリンエンジン車
(F10系)の主要諸元
(1974年8月~1981年10月)
全長×全幅×全高 3.320×1.460×1.860mm
ボディ形状 オープン
ホイールベース 2.025mm
車両重量 975kg
エンジン形式 FE型 水令直列4気筒OHV ガソリンエンジン
総排気量 958cc
最高出力 58ps/5,500rpm
最大トルク 8.0kgm/4,000rpm
変速装置 4速MT・フロア
駆動方式 パートタイム4WD
サスペンション 前後 半楕円リーフ
ブレーキ 前後 ドラム
タイヤ 6.00-16

2500ccディーゼルエンジン車
(F50系)のエンジン諸元
(1978年9月~1982年11月)
エンジン形式 DG型 水令直列4気筒OHV
ディーゼルエンジン
総排気量 2,530cc
最高出力 62ps/3,600rpm
最大トルク 14.8kgm/2,400rpm

2800ccディーゼルエンジン車
(F60系)のエンジン諸元
(1982年11月~1984年4月)
エンジン形式 DL型 水令直列4気筒OHV
ディーゼルエンジン
総排気量 2,765cc
最高出力 74ps/3,600rpm
最大トルク 17.5kgm/2,200rpm

F50系の鉄板ドアタイプ

 ダイハツ・タフトは当時のスズキ・ジムニー三菱ジープの間を埋めるサイズの四輪駆動車として誕生した。現在のジムニーは軽自動車規格が途中で拡大されたために、このダイハツ・タフトよりも少しだけ寸法が大きくなってしまっている。すなわち、タフトはそれほどコンパクトな本格的オフロードマシンなのである。
 発売当初の1000ccエンジンは少し非力感があったが、最終的に積まれた2800ccディーゼルエンジンは、低回転で1000ccガソリンエンジンの2倍以上の強力なトルクを発揮し、オフロードではたいへん高性能なマシンとなった。
 1984年4月にフルモデルチェンジを受け、車名も『ラガー』に変更され、血統を受け継いでいくことになるが、ラガーはボディサイズが拡大され、デザインは当時としては先進的であった直線基調となり、内装や装備も乗用車っぽくなってしまう。ダイハツ製の本格的四輪駆動車はこのタフトを最後に幕を下ろしたと言って良いであろう。

味のある造形美&機能美
 もしこいつの2800ccディーゼルが健全に生き残っているのなら絶対に欲しくなる一台である。今の軽自動車のボディに大排気量のディーゼルエンジンを積んだようなものである。ガラガラと粗い音をかなでる自然吸気ディーゼルエンジンの低速トルクにものをいわせ、フルオープンでゆったり走るとさぞかし気持ち良いであろう。そして、この当時のクルマに共通するのは人間が丹誠込めて描いたボディ曲線である。四角っぽい箇所にもうまく丸みが付けてある。実に美しい・・。


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