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マツダ・サバンナ RX-3 (昭和46~53年(1971~1978年)

  最大の特徴はなんと言ってもロータリーエンジン。
   885kgしかない小型軽量ボディを125馬力の12Aロータリーが
    非日常的な速度にまで、一気に、そして滑らかに引っ張っていった。
    

前期型 S102系「サバンナGT」(1971年-1973年)
ロータリーエンジンのメカニズム

後期型 S124系(1973年-1978年)
主要諸元 サバンナGT (最終型)
型式番号 S124A
全長×全幅×全高 4065×1595×1335mm
ホイールベース 2310mm
車両重量 885kg
エンジン形式 水冷直列2ローター
エンジン種類 12A型
総排気量 573cc×2
最高出力 125ps/6500rpm
最大トルク 16.5kgm/4000rpm

12A型ロータリーエンジン
 サバンナの最初のモデルは、少し小さな排気量
の10A型が搭載され、最高出力は105馬力であっ
た。1972年9月には最高出力125馬力の12Aエン
ジンがに「GT」のグレードのボディに搭載された。
この他にも更に大きいタイプである13B型などが
有名である。
 ロータリーエンジンの排気量は、一般的なレシプ
ロエンジンと(シリンダーが往復運動するエンジン)
と比較する場合、1.5を乗じることがよく行われ、
12A型であれば、(573×2)×1.5=1719となる。
およそ1700ccぐらいのレシプロエンジンと同等に
扱われてきた。実際は、12A型のパワー&トルク
は当時の2000ccぐらいのレシプロエンジンに匹敵
していた。しかし、その重量は大幅に軽い。
 その他、ロータリーエンジンのメリットは振動や
メカニカルな騒音が小さく、高回転域まで滑らか
に回転を上昇させ、高回転域での高トルク発生
が得意であった。従って、低回転域を中心に使う
一般的な乗用車よりも、レース用車両に向いたエ
ンジンであった。

コンパクトな12Aロータリーが積まれたエンジンルーム
最後まで克服できなかった燃費
 市販車で最後までロータリーエンジンを
積み続けたRXシリーズは、このRX-3の後
RX-7、そしてRX-8となる。RX-8は2012年
の半ばには生産中止になる予定である。
 販売が伸びなかった理由は近年は特に
その燃費性能であろう。スポーツカーとし
てのポテンシャルは日本国内では最高峰
に位置づけて良いであろうが、日常的な
利用となると、燃費性能の問題は大きい。
 このRX-3は、当時の知り合いに長時間
乗せてもらい、数日間に渡ってドライブし
たこともある。この小さなボディには65Lほ
ども入るガソリンタンクが乗っている。それ
なのに、走っていると燃料計の針が見る
見るうちに下がってくるのがわかる。知人
はそれを誇らしげに^^;嘆いていたのを覚
えている。また、強めの加速の後にアクセ
ルを戻すと、排気管から軽いアフターファ
イヤー音がパンパンと鳴り響くのも、ある
意味で誇らしげでもあった。

しかし、RXシリーズの存在は大きい
 サバンナをはじめとしたRXシリーズを愛して
止まない熱烈なファンも多いであろう。クルマ
に加速力を求めるならば、やはりロータリー
エンジンが視野に入ってくる。ガソリンの値段
が今の半額ぐらいの時代にはもっと魅力的な
エンジンであったわけである。
 ピストンの往復運動を回転運動に変換する
のならば、最初から回転しながらパワーを生
み出す仕組みのほうが理にかなっているよう
に思えるし、実際に同じパワーを発生させる
のなら小型軽量化でき、スポーツカーには最
適なエンジンとなる。
 マツダは、この歴史に残る唯一無二のロー
タリーエンジンを量産し続けたわけであり、永
遠に語り継ぎたいエンジン並びに車種である。


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