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日本の名車
ホンダ・シティ・ターボⅡ 〔通称:ブルドッグ〕
 (昭和58年10月~(1983年10月~))


 車両重量が735kg!! これは現代の軽自動車よりも軽い。
 ちなみに、スズキ・ラパンSSがちょうど800kg、ダイハツ・ミラのターボ無しの
 軽量グレードでも750kgある。本来なら、660ccの自然吸気エンジンでも充分に
 元気良く走れる車重である。
 それなのに、1.2Lエンジンを積み、インタークーラー・ターボで過給までしている。
 そして、フルアクセルで10秒間だけ、更に過給圧アップする「スクランブルブースト」
 と呼ばれるメカニズムを搭載。  ・・・なんとも楽しい時代だった。。
    

 ボンネット中央部の膨らみと、オーバーフェンダーがノー
マル・シティとの違いを際立たせている。リアフェンダーに
はエアインテークも設けられている。
主要諸元 シティターボⅡ
型式番号 ホンダ・E-AA
全長×全幅×全高 3.420×1.625×1.470mm
ホイールベース 2.220mm
車両重量 735kg
エンジンタイプ CVCC・水令直列4気筒横置OHC
エンジン形式 ER(ターボ付)
総排気量 1,231cc
最高出力 110ps/5,500rpm
最大トルク 16.3kgm/3,000rpm
変速装置 5速マニュアル・フロア
タイヤ 185/60 R13 80H
10モード燃費 17.6km/L

 1.2Lのニュー・コンバックスエンジン。無鉛ガソリンで
過給圧は0.85kg/cmまで高められている。左側の
黒っぽい箱がインタークーラーである。
 スクランブル・ブーストとは、エンジン回転数
が4,000rpm以下の場合、アクセルを全開に
すると、10秒間だけ過給圧が通常設定の10%
アップになるというメカニズムらしい。10秒間と
いうのは短かそうで、けっこう長いものである。
ギアにもよるが、おそらく数秒以内にエンジン
回転数はレブリミットに達するだろうから・・。
 何よりも、そういうメカニズムが搭載されてい
ることにワクワクさせられる。走りに気合いが
入っているということであり、技術者の熱い思
いを感じられる。
 自然吸気エンジンの110馬力とターボエンジ
ンの110馬力ではわけが違う。3,000rpmで最
大トルク16.3 kgmを発生するエンジンは、そ
れこそ常用回転域から強烈な加速が味わえる
わけである。これだけの高性能が低燃費で味
わえる、まったくすごいマシンである。

水平位置が0であるタコメーター。レッドゾーンは
6,000rpmからである。そんなに回す必要もない
16.3kgm/3,000rpm)高トルクエンジン。

<総評>
 新車があれば絶対に欲しい。サイズは車幅が
少し広い軽自動車という感じであり、いざという
ときのパワーは有り余り過ぎるほど凄い。それで
いて燃費はラパンSSと大差ない。
 現代は、当時に較べて安全基準が高くなって
きており、ボディ強度の向上や装備品の追加が
あって、車体の軽量化が難しくなっていると思う
が、そこは技術力も上がっているはずであるか
ら・・。
 軽自動車のシェアが大きくなっている現代にお
いて、燃費とパワーが両立できる、シティ・ターボ
のようなクルマがどうして出てこないのか・・。
 こういうクルマで、今の86やBRZをコーナーで
ぶっちぎると、さぞかし気持ち良いだろうなぁって
思う(^∀^;)
 今や、ヨーロッパでは小排気量エンジン+ター
ボチャージャーがトレンドである。エンジンが小さ
いとフリクションロス(摩擦で失ってしまうエネル
ギー)が小さくなるから、燃費面では有利である。
あとは、多くの混合気をシリンダー内に詰め込む
ためにチャジャーを使う。このブルドッグではおお
よそ1.8L自然吸気エンジンぐらいのパワー&ト
ルクを引き出している。(市販車のために、これぐ
らいに抑えている。)
 ホンダさん、期待していますから、小排気量で
高性能で味のあるクルマを作ってください。。ホ
ンダさんはターボは嫌いになったんですか?昔、
F1で1.5LのV6ターボエンジンから千数百馬力
を叩き出し、世界を制覇されていたことは鮮明に
覚えていますよ。。
ちなみに、HONDAサイトへのリンクです(^▽^)v→本田技研工業株式会社


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